キリロム工科大学(Kirirom Institute of Technology, KIT)は、カンボジアのキリロム国立公園にある全寮制の大学です。自然とITが融合した特徴的な環境の中に、2014年に工学科が開設されました。その後、2019年に経営学科、そして2021年には建築学科が開設されました。また、2018年より、外国人学生(日本人より開始)の受け入れも開始しています。

学科・専攻

工学科 ソフトウェアエンジニアリング専攻(DSE : Department of Engineering Major in Software Engineering)

工学科では、情報工学を基礎に、最先端の技術を導入することで高い教育水準にしていくことを重視しています。また、本学では最先端の技術およびビジネスのトレンドを踏まえたインターンシップの機会を提供しています。そのため、工学科においても、授業だけではなく、実践的なインターンシップを通じて、卒業後に即戦力として活躍できる人材を育成しています。インターンシップでは、スタートアップに携わる学生も多く、起業家として活躍している在学生および卒業生もいます。さらに、世界中で活躍する素地を身に付けることを目標に、講義およびインターンシップは、国際色豊かな教員などにより、すべて英語で実施されています(一部案件を除く)。

経営学科 観光経営専攻(DTM : Department of Management  Major in Tourism Management)

経営学科では、語学の習得と経営の実務経験を通して、ツーリズムおよびホスピタリティの分野におけるリーダーを育成するカリキュラムを導入しています。1年次は基礎科目の一環として、本学カンボジア・キリロムキャンパス併設のリゾートでのインターンシップを実施しています。また、工学科の学生と共にプロジェクトベースのインターンシップに参加することで、ツーリズムおよびホスピタリティ分野でデジタル化をけん引するリーダーシップを学ぶことも可能です。

建築学科 プランニングデザイン専攻(DAR : Department of Architect  Major in Planning and Design)

建築学科では、建築および工業デザインの分野で活躍できる人材を育成します。製図やデッサンはもちろんのこと、プランニング理論、同分野で使用される最先端のソフトウェアの習得まで、持続可能な社会を設計・実現するために必要な技術の習得を目指します。
また、本学のカンボジア・キリロムキャンパス敷地内には、講義でデザインしたアイディアを試す環境が整っており、学生はプロジェクトベースのインターンシップで実務経験を積むことができます。さらに、工学科の学生と共にプロジェクトベースのインターンシップに参加することで、建築および工業デザイン分野でデジタル化をけん引するリーダーシップを学ぶことも可能です。

大学院 

ソフトウェアエンジニアリング研究科(Master’s Course in Software Engineering) ※2023年開設予定

ソフトウェアエンジニアリング研究科では、産業革命4.0の時代を支える専門知識や技術力を有するエンジニアを育てるとともに、ビジネスおよび様々なシステムを創出していくリーダーを育成します。プログラミング能力を持って入学してきた学生が、スタートアップ企業およびスタートアップの卵とも言える「バーチャルカンパニー」のプロジェクトに関わることで、多国籍な環境で構成される現場のチームを英語でマネジメントする力や、0から1を創出していく強いリーダーシップを身に付けていくことを目的としています。ソフトウェアエンジニアリング研究科には、技術経営コース、データサイエンスコース、サイバーセキュリティコースの3つのコースがあり、いずれかの分野において2年間で高度な専門性が身に付けられるように設計されています。また、世界中で活躍する素地を身に付けることを目標に、講義および各種プロジェクトは、国際色豊かな教員などにより、すべて英語で実施される予定です(一部案件を除く)。ソフトウェアエンジニアリング研究科では、インド、カンボジア、フィリピン、日本といった国際色豊かな教職員が教育に関わります。

キリロム工科大学 日本語公式サイト