通常の大学では共同研究や産学連携は主に大学院の研究室と企業の間で行われますが、キリロム工科大学ではユニークなアプローチを採用しています。キリロム工科大学では学部生が3500時間、インターンシップへ参加することを必須としており、ITサービスを行なったり新事業や新しい会社を設立しています。
そして、2021年11月にはキリロム工科大学に大学院(修士課程)がスタートし研究室ができる予定です。

1. A2A Digitalへの開発案件ITサービスの発注

A2A Digital Japan
A2Aデジタル

 キリロム工科大学の運営法人であるA2A Town (Cambodia) Co., Ltd.(通称A2A)内にはA2A デジタル (A2A Digital) というITサービスを行う部門があります。この部門がキリロム工科大学の卒業生と在校生が一緒になってカンボジアがベトナムのようなIT大国になれるように日々ITサービスの鍛錬を積んでいます。
 企業の皆様におかれましては、キリロム工科大学の学生を採用するご予定がなくても、「ITサービスの仕事を通じてカンボジアやキリロム工科大学を応援したい」というお気持ちがございましたら、ぜひA2A DigitalのITサービスをご利用ください。2020年の1月にスタートしたA2A Digitalですがコロナ禍においても対前年度比倍増の勢いで売り上げが伸びています。

A2A Digitalの中には“デジタルファクトリー”というITサービスの部署も立ち上がりました。1つ目のサービスはAIプロジェクトにおけるアノテーションの請負サービス、2つ目のサービスは24時間365日のリモート監視サービスです。これらのサービスはスタート時はキリロム工科大学の卒業生と在校生で立ち上げましたが、今後、他大学の卒業生を採用しながら拡大していきます。

これらデジタルファクトリーの各サービスはそれぞれが別法人としてスピンアウトすることも想定していますので、是非ご一緒に新しい会社を作ることができればと思っております。

A2A Digital (A2A デジタル) 日本語サイト

A2A Digital カンボジア向け英語サイト

2. バーチャルカンパニー(仮想企業)を使った共同研究

キリロム工科大学に在籍する優秀な学生たちはバーチャルカンパニー(仮想企業)を作り、プレジデント、バイスプレジデントとして新しいビジネスや事業の立ち上げにチャレンジしています。このバーチャルカンパニーは、バーチャルカンパニー1社と企業1社が1対1でマッチングする形で、学部生による研究室的なグループでスタートします。ここで良いものが出来上がればそのまま新会社を設立して事業化することもできるようになっています。新会社ができなくても、共同研究した学生を即戦力として、卒業時に採用することができます。

キリロム工科大学の運営法人である、A2A Town (Cambodia) Co., Ltd.内に設置されたブイキリロムインキュベーションセンターがキリロム工科大学と連携してバーチャルカンパニーの立ち上げからキリロムスタートアップまでの会社設立のプロセスを担当しています。

3. 研究室との共同研究

2021年11月にはキリロム工科大学に大学院(修士課程)がスタートする予定です。政府から認可された専攻はテクノロジーマネジメント、データサイエンス、サイバーセキュリティの3つの分野で、論文を書くことが義務付けられた研究室を設置予定です。研究室との共同研究により成果を自社のビジネスに取り込むことができますし、研究室所属の学生を採用する可能性も高くなります。

4. 官学連携

K I Tはカンボジアの産業科学技術革新省、教育省、環境省、経済財務省、外務省などの省庁と非常に強いパイプがあり、産業革命4.0に沿ったカンボジアのD Xを推進する教育機関の一つとして、様々な取り組みをスタートしています。そうした官学連携プロジェクトに積極的に参画していただける企業様とともに、カンボジアから世界を変えたいと考えています。

<参考>
キリロム工科大学、国立科学技術革新研究所とMOU
http://business-partners.asia/cambodia/syakai-20210215/

経済財政省、エコテクノロジーパークを設立に向け日本企業と協働 カンボジア[労働]
http://business-partners.asia/cambodia/roudou-20200225/

5. キリロム工科大学卒業生の採用

キリロム工科大学の学生は奨学金(スポンサーシップ)をもらっている学生が多くいます。この奨学金には全額奨学金と半額奨学金がありますが、全額奨学金の学生を採用するには一人あたり2万ドルの奨学金を支払う必要があります。詳しくは下記のサイトをご覧ください。

キリロム工科大学奨学金
https://www.kit-sponsor.com/

日本人学生を採用する場合

キリロム工科大学に通う日本人学生は全員が入学時点では自費学生(後付け奨学金あり)です。日本人学生の採用は通常の大学と同じプロセスでの採用となります。日本人一期生の1号内定はGAFMAの1社からの内定となりましたが、キリロム工科大学の日本人学生は英語とITができる将来有望な貴重な日本人です。